2011/02/07

お薬手帳でチェックしていること

◆まともなお薬手帳かどうか

禁忌薬の有無
副作用歴
基礎疾患
アレルギー(交叉性などの研究の進歩を見越して薬以外のアレルギーも書いてあるかどうか)
サプリメントの使用歴
注意すべき食品欄(グレープフルーツジュースやワーファリン使用時の注意について、それらがわかりやすい場所に書いてあるかどうか)

書いてなければ聞き取れば良いのですが、書いてある事を見ることは稀だし、そもそも書く欄のないお薬手帳が普及している印象。

重要と思われることは書き足すように気をつけています。

◆処方日と処方医

いつどんな症状になったか推論するのに、聞き出すよりも速くて便利

◆過去にさかのぼる

病状の経過がよくわかる。あたらしいお薬手帳だけ持ってくるのは意味が無い。

◆患者の意識がわかる

持ち歩き方、管理の仕方で患者の意識がよくわかる。初診時に持ってこない人はそれなりの意識だろう、その程度の指導しか受けていないだろうと考えるし、逆に当院の患者さんが他院受診の際にお薬手帳や、もろもろ(血液その他)の資料を持って行ってくださらなければ、私の指導不足なのでお詫び申し上げます。

◆ITリテラシーのある方に

落とすと大変な内容も含まれるので、暗号化された状態で持ち歩くことをお勧めしたい。ドコモのケータイならばCandyというアプリケーションがあり、これは非常に情報漏洩に強い。

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