2017/10/07

記憶の賞味期限

患者さんが症状で困ってなかなか治らないときに、非常に受診がうまい人がいる。

①ぎりぎり記憶に残るぐらいの受診間隔
2週間あけるとまず殆どの患者を忘れるのでそうならない程度。
②もらった薬が切れる前の受診
最低でも「○日間」は経過をみたいと思っている日数以上で、処方日数より短い程度のインターバルで受診すると「あれ?良くないのかな?」という印象を与える。毎日しつこく来る人は別な意味で病的だし、その逆に完全に薬が切れてから「効かなかった」という来院は……親身になろうとしてもなかなか難しいです。
③必ずフィードバックをくれる
良くならないなら良くならないなりに新しい情報を与えてくれる。
④明るい
つとめて理性的に振る舞おうと頑張っている姿は非常に心を打たれますので。
⑤種々の連絡手段
電話で少しでも良いから情報を与えてくれてから受診、メールで相談してからの受診、など、こちらが考える時間を与えてくれる。
⑥自分でも考える
いろいろ自分でも考えて、意見をくれる。
⑦優先順位が間違っていない。
自分の生活に折り合いをつけなければならないときに、妥協する部分を妥協できるかどうか。(例えば仕事が最優先でそれを譲らない、という人はどうなるだろうか、想像してみて下さい)

ご参考まで