2014/01/14

胃の出口は直径が3mmしかないという話

胃の出口は3mmしかない。
伸び縮みするから本当ではないのですが嘘でもありません。

雑談で「受験する娘さんが胃が痛い」という相談があったときに何を話すべきなのか。

1)受験前だとなるべく受診は避けたいのだろうな。風邪をもらうリスクもあるし。
2)そもそも受験生だと深刻な病気は考えにくいな。
3)「薬を飲め」的な答えを期待するのだったら僕には相談するまい。もうちょっと知恵が欲しいのだろう。

という背景を考えて、

1)受験生には、何か本人が納得するような痛みの理由を考えてやりたい。
2)納得して安心して受験に臨んで欲しい。
3)もちろん症状が取れることが前提だ。
4)将来のためになればもっと良い。

そこでお母さんに、
「胃は砂時計みたいなもんだからって説明してあげて下さい」
と言いました。

注:砂時計胃というのはおばあちゃんの胃によく起きる変形なので混同しないで下さい。

・胃の出口は3mmと小さくて、砂時計みたいなものだと想像してくれて間違いはない。
・普通の砂時計と違うのはガラスに弾力があって自ら動く力があるという事。でも今回はそれは考えないで良い。
・ストレスのかかったときには通りが悪くなっちゃう。それで痛い。(急性胃炎も同じような事が起きる)
・さあどうしたらちゃんと砂が落ちる?あるいは痛くなくなりそう?クイズです。食べ物を食べる量を減らさないと仮定して答えて下さい。

答え
1)その穴を大きくする
2)砂を細かくする
3)胃酸を減らしてしまう
4)何も感じなくしてしまう

全部正解だけれど、医者はこのうちの3)しかやらないですよね。でも今回はそういうことを期待されてるんじゃないということはわかっています。

1)をしてくれるのは例えばミントなんかが有名ね。ミントを使ったお菓子って子供大好きでしょ。チョコミントとかね。デザートにミントっていうのは本当に昔の人の知恵ね、感心します。少しそこら辺の血流が増えると良いので、手のひらで心窩部を温めたり、お風呂に入るのも良い。決してホッカイロを当ててはならない。抗コリン薬っていう薬(たとえばブスコパン)を使う先生も多いんだけれど、受験生でしょ?ぼーっとするから僕なら出さないし、今回はお薬を使わないでっていうことだから考えないことにします。仁丹も同じような働きがあるし、ミントの飴だって良いし。
2)砂を細かくする、つまり食事を3mm以下になるまで噛め、って事です。それを普段ちゃんとしているかな?って事。胃の中には消化液は出てるようでちゃんと出ていないんです。甚だ量が足りないんですね。でも細かければ胃の出口を通ってくれるから問題はない。ほかには何があるか。パイナップルジュース好き?え?飲まない?パイナップルは慣れてない人は避けたほうが良いな。特に受験生だから口の中荒れちゃったりすると困るから飲まないで。つわりの人がそれで切り抜けたことある。え?もっと早く聞きたかった?いやいやアドバイスなんて全員変えるし。別に市販ので良いです。パパインっていう酵素です。(アメリカでだけど)医者も管がつまると使う。あとは大根おろし。え?食べないの?もう高校生なのに?ジアスターゼね。困ったねえ。え?試してみる?そうね。天ぷらに大根おろしとかよく考えたと思う。じゃあとにかく良く噛むように言って下さい。
3)胃酸ね。止める薬は出さないとして、胃酸が出過ぎないような工夫は何かあるかっていうと、まあ色々あるけれど食事はきちんとしてほしいから、あれだめ、これだめの指導はしません。でもヨーグルトの乳酸が胃酸を調節って言うでしょ。お腹全体の調節も大切だから、ヨーグルトでもぬか漬けでも効くんじゃないかとは思う。ぬか漬けは良く噛んでね。
4)何も感じなくしてしまう、これは冗談なんだけど冗談じゃないというか、生理痛の薬が効くのに気づいて飲みまくって胃潰瘍が出来てから病院に担ぎ込まれてくる人いますので気をつけましょうという事ですね。

今日の話でもっと違うこと考えついちゃったらすごく偉いんで教えて下さいと伝えておいて下さい。

と、言いました。

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