外来で、患者さんの表情がほぐれる事は、ひとつの目標だからだ。
笑顔を見せぬ人には、慎重に「標準」というレールから外れない振る舞いをしている自分に気づいた。
全く間違った事を言わない自分、相手がそれを一言一句すべて理解しているかどうか関係なく語られる言葉。緊張感はそれなり。
それはそれで良い結果になるのだろうし、標準的に振る舞う事は一種のトレーニングになるので、悪い事ではないだろう。古い意味でのロボットならばこうするだろう、という行動をシミュレーションしている事になる。それはプログラミングをしている自分にとっては興味深い行動でもある。
では笑顔は何をもたらすかというと多様性か。
「標準」から少し外れてみようというチャレンジ。患者さん一人ひとりに合わせてわざとずらす。大胆な解釈。
人間を進化させるために、「笑顔」は重要だった、と考えると言い過ぎかもしれないけれど、多様性を加速させるコミュニケーションツールが「笑顔」だ、と考えることはとても面白い。
仏教用語に『和顔施』というのが・・
返信削除先生がにっこりなさっただけで患者さんはきっと安心されると思います。
もっとも先生は実践(治療・手術等)でそれ以上のものを与えることができる方だと承知していますが・・
匿名様 コメントありがとうございます。
削除「和顔施」いい言葉を教えて頂いてありがとうございます。
いつも笑顔の先生って良いですよね、私が尊敬している先生にもそういう先生がおられます。まずは笑筋体操からはじめます。