一定レベルの医師にかかれば、苦痛がないのが内視鏡検査です。
施設によって差はない、と言っても大げさではないかもしれません。
(自分は上手な先生しか知り合いがいないのでそう思うのかもしれないけれども)
しかし、前処置の方法は施設によってだいぶ違います。
こだわり方もそれぞれでしょう。
「無痛x大腸内視鏡」で検索してみるととてもおもしろいのですが、
同じ事ばかり書いてあってすぐ飽きてしまいまいました。
それよりもどういう前処置をしているかのほうが、自分としては気になります。
医師を選ぶのではなくて、どういう前処置をしているかで医師を選ぶ患者さんも増えて来ました。
電話をかけてきて「先生、錠剤で前処置をして検査をしている病院に紹介して下さい」と。
わざわざ探してさしあげる義理はないので、
「ビジクリア、というお薬だと思います。他に新しい下剤としてはモビプレップというのがあります。電話をかけて、お使いかどうか聞いてみてはどうでしょう」
とアドバイスすることにしています。
こういう電話、前回書きましたが、医者から情報を引き出すのに大失敗している一例です。自ら選択肢をせばめているのですね。
2L飲む下剤で味の点で評判が悪いのはいわゆるPEG製剤なのですが、
(海外ではこういう感じです。イメージ戦略に必死・・・かな?)
味が非常に硬い、と言いますか、飲みにくいのです。
しかし下剤はそれだけではありません。テレビで宣伝している方法以外にも沢山あるのです。
それをどう工夫して飲みやすくし、どの点で妥協しているかは施設によって異なります。
自分が尊敬する先生方は、検査が上手なのは当然で、このあたりのこだわりもすばらしい。
ただ、そういう情報はなかなか皆さんでは得られないと思います。
貴重なリソースとして、日本消化器内視鏡技師会のプログラムがあります。
患者さんのために工夫する熱意、はこうした発表の中にぎゅっと詰まっているのではないでしょうか。私でしたら「無痛x内視鏡」で検索したりしないで、このプログラムを丹念に読んで、「この施設はすばらしい」と思ったところに受診します。
こんにちは。
返信削除私が受けた大腸内視鏡検査では、事前に頂いた下剤を飲んだ日、レトルトパックの検査食を飲んだ等チェックしていく欄があり、当日持参し医院のスタッフにこのチェック表はと聞くとあとで看護師より問診があるのでその時で結構ですといわれました、しかし看護師からの問診もなくいきなり検査台に横たわるよう指示され、血圧が高いといわれたので、2日前から高血圧の薬は飲んでいないと告げました。後日検査結果を受診したときに医師に苦情を告げると、看護師による事前問診はしないのが私のやり方だといわれました。では下剤を正しく飲まなかった患者は?と問うとそういう患者は自分から言うでしょとの返事、唖然としました。さらに今後もこのやり方は変えないとのことでした。尚この医師は日本消化器内視鏡学会指導医・専門医です。
匿名様こんにちは
返信削除いろいろな情報が公開されてほしいという思いは匿名様と同じです。
主治医の先生との連携もとても重要ですね。大腸のファイバーも最近は柔らかいのが流行です。頭の柔らかい先生が見つかりますように。