胃に入る前からピロリ菌がいるかどうかはわかります。
さあ胃に入ろうか、という時の写真がこれです。この写真撮った瞬間にナースに対して、
「ヘリコチェックするかも~」と声をかけています。
面白いですね。
ほんの少し黄色がかっているのですよ。
この辺りは噴門腺だと思うのですが、ピロリ菌は幽門腺領域だけでなく、噴門腺にも感染するのだと思います。
たまに噴門にtub1などという高分化腺癌があるのですが、それはこういう粘膜由来なのかも、と思います。
ところで除菌後もこのように見えるので、今現在ピロリ菌がいるかどうかはわからないのです。
過去の既往はわかります。
「またこいつでたらめ言ってる」と、言われても良いのです。
こういう発見がなくては、内視鏡は面白くはありません。
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