2010/01/01

花王サニーナがピンチかも知れない

赤ちゃんのおむつかぶれから、痔、脱肛の患者さんにまで、多くの患者さんにお勧めしてきた花王サニーナがピンチかもしれません。

お肌にやさしい油脂として、馬油、椿油、オリーブ油などが使われますが、スクワラン(スクワレン)はさらりとしているため特に化粧品用途に多く使われているようです。花王サニーナも例外ではありません。

グラクソ・スミスクラインがしかし今回4億人分以上のワクチンを受注してしまったことによって、スクワランの材料となる深海ザメが絶滅の危機に瀕してしまうのだそうです。

(ナショナルジオグラフィックニュースの元記事が消えているのでカラパイアさんにリンクしました)

ワクチンにはアジュバントと呼ばれる免疫賦活剤が添加される場合があるようなのですが、アルミナだったらいくらでも有りそうで良いのですけれど、スクワランが使われるとは知りませんでした。しかし一般に油脂はアジュバントとして良く使用されるので不思議ではありません。

花王サニーナがもしも無くなってしまったらどうしましょう。

無くなったらたぶん自分で調整します。
少量のオリーブ油とか椿油、精製水、普通は混ざらない水と油を混ぜて均一にするためにガスコン、あるいはカーボポールなどのゲル化剤、適量のアズレンスルホン酸を混和すれば出来上がるのだろうと思います。でも、スクワラン以外の材料では現在のようにスプレー式にするのは無理そうです。

油脂+アズレンスルホン酸の組み合わせは軽い熱傷も含めたいろいろな傷に応用可能で、ラッピングするほどでもない傷には酸性水との組み合わせで好んで使います。自分の子育てで使っているだけですが。

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