2011/09/12

技の取得について(より現代的な)

長竹慶祥君というお友達がいます。
彼はジャグラーとして世界レベルの人です。参考URL

ザ・インタビューズという面白いサイトがあって、

内視鏡にも通じるなあ、若い医師で習得が遅い子が多いけれどこうすれば良くなるなあ、と思いましたので引用します。
取得なのか習得なのかと考えたけれど、よりレベルが高い印象を持つ「取得」としておこうと思う。

  1. 内視鏡の達人にその検査を見せてもらいます。可能ならば動画で撮影させてもらい、あとでたくさん見ます。(武道で言う見取り稽古)
  2. 理解出来たつもりになったら自分でやってみます。そのへなちょこぶりを見てもらってアドバイスをもらいます。
  3. まあまあ上手くなってきたら自分の動画を撮ります。そして達人との差を分析します。色々な視点から。
  4. そのポイントをひとつひとつ確かめながら自分のコツを探していきます。

まず習得が遅い子は1が明らかに不十分です。どこを見ていたんだ、というぐらい理解が出来ていません。だから動画だろうが何だろうが撮って100回でも200回でも見て下さい。私、最初に内視鏡を握る前に1000回ぐらいは見ました。最初から結構うまかったと思います。
放置している上司の場合2.が行えません。頼んでもアドバイスがもらえないなら去りましょう。
3.これは非凡。運動部では良くやるのにどうして医者はしないのか。やりましょう、是非。
4.これは非凡な人しか出来ません。出来たらあなたは次期スターですから、駆け上りましょう。

がんばれ、若い衆。

ちなみに鵜川医院では、検査の動画は全例撮り、あとで見直しますが、自分の姿を撮っていないのが欠点であります。無様な姿を晒していることもあるかと。昭和大学藤が丘病院名誉教授の藤田力也先生、教授の高橋寛先生からは、「人が見てかっこいいと思われるように検査をしなさい」と言われて育ちましたが・・・う~む。精進します。

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