2011/12/13

医者の仕事

自分が普段行なっている色々な判斷は、コンピューターにも間違いなく行えることだから、将来はロボットが医者になれば良い、と思います。

でもそれを私以外の人が作ると、たぶん違うものになります。問診票や検査から答えを出す、みたいな。

馬鹿馬鹿しい。

でもたぶん私が作るとかなりリアルなロボットになるんじゃないか、と思いますが作れないのでここで書いてしまうことにします。

例えば患者さんが「風邪を引いた」と言って来たとします。

私、プロファイリングを必ずしますから、第一声は人により変えます。

学生風の人が来た時には、「学祭いつから?」とか。

近所の70過ぎのタバコを吸ってるおじさんが来たときには、「何年ぶり?風邪」とか、「葬式ありました?」とか。

何を言いたいかというと、我々は患者さんの来院の目的にあわせた検査とか治療をする。「明日はどうしても○○したい」というような。優先順位として、「治りたい」ではない場合もある、ということ。

こちらの余力があるときにはプラスαを提供する。

顔見て食道癌かな?と思うときはある(で、だいたい当たる)ので、それとなく検査に誘導します。



キーワードは二つ。

1)患者さんの真の目的が何かを類推する。
患者さんが診断して欲しい病気、とか理想の治り方、みたいなものを類推するところからはじまる。
実際にその通りに行くわけがないと判断されることがもちろんあって、どうやって妥協させるかを考え、そのための伏線を問診の中にすでに練り込んでしまう。

2)勝手にプラスαの診断をする。

これがリアルな医者の仕事でありまして、問診から導き出される診断なんていうちゃちいものは、医者の仕事ではないです。

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