2009/01/06

胃底腺ポリープ

hokusai?.jpg Kunio Ukawa 2008
2013/10/6記
この記事が医師以外の方に良く読まれているので書き直します。(もともとは医師向けのブログです)
最初に「前回の『萎縮』に引き続いて」と書いてあるように、萎縮の概念が理解できないとポリープは理解しにくく混乱が生じます。まずは萎縮についてお勉強しましょう。

日本では胃粘膜が薄くなる原因のほとんどがピロリ菌であるので、それのみに焦点をあてて説明します。
ピロリ菌が感染すると症状がほとんどないものの炎症が起きては治る、が繰り返されます。炎症の起きて治った部分は元の粘膜より薄くなることが観察されます。その薄くなった領域が胃の出口から徐々に徐々にゆっくりと広がっていきます。この広がりには特定のパターンがあって、それを発見したのが木村健先生、そのパターンは木村・竹本分類と呼ばれています。
とはいえ、まともな解説がWeb上にありません。参りました。以下に私が書いた文章を示しておきますが……。(わからない若い内視鏡医は私に直接メールで相談してくださっても結構です。あなたの上司は間違っているかもしれません)

萎縮とはなにか
再掲:萎縮性胃炎とはなにか
萎縮性胃炎2


上記の「萎縮」の話は読んだとして続けます。やっと「胃底腺ポリープ」(fundic gland polyp: FGP)の話。

検診で「ポリープの疑い」なんて書かれたらほとんどがこれで、そして医師にもまだ理解していない人がいるので書いておこうと思います。(「検診で胃ポリープと言われました」)(2016年追記:逆に「幸せポリープなどと書いてしまう愚かな人もいて困るのですが……検診しかやってないとそうなるかもしれませんが、PPI使いすぎ、などの指標にもなります。一部の人にとっては幸せとも言えません。何にせよ正しい知識が重要です)このあたりから少しですます調をやめますがしばらくお付き合いください。

胃は粘液などを分泌する腺細胞で覆われており、それらは胃の出口(幽門)を中心に分布する幽門腺、入口(噴門)付近の噴門腺、それ以外に分布して胃酸などを分泌する胃底腺、に分類されている。

腺細胞が過剰に増えるとそれは表面から見て膨らんで見える。それを胃ポリープと呼んでいる。場所により腺細胞は違うのだからポリープにも幽門腺由来のもの、胃底腺由来のもの、噴門腺由来のものとがあるはずだし実際そうだ。

ピロリ菌が感染して胃の表面に炎症が起こると粘膜の増殖が生じることがあって、これは胃底腺領域であっても組織で見ると幽門腺のような形態になって増殖(過形成)が生じてくる。これを一般的には「過形成性ポリープ」と言う。もちろん幽門腺がそのまま増殖してくることもある。(噴門腺は難しいので省略)

消化器病学会のページで「胃腺窩上皮過形成性ポリープ」として紹介されているものがそれだ。(用語集も参考になります→こちら

このいわゆる過形成性ポリープの話は今回はおいておくけれど、読売新聞にたった数年前に書かれた記事ですら、この過形成性ポリープと胃底腺ポリープが完全に混同されてしまっている。偉い先生が書かれた記事なのに、だ。「検診で指摘されるポリープはほとんどが過形成性ポリープで云々・・・」という書き方からも混同している事は明らかだった。胃底腺ポリープも確かに胃底腺の過形成なのだけれど、それを混同するのは問題だろうと思う。

さて胃底腺ポリープは、胃底腺そのものの過形成で生じたポリープで、実際その数は膨大だ。検診で指摘されるポリープの多くはこのポリープだ。

当院ではオリンパス社の内視鏡装置を使っていて、200シリーズ、230、240、260シリーズとだんだんステップアップしてきた。このうち、胃に関しては、240シリーズ、260シリーズで非常に画質の進歩があった。解像度だけでなく、ダイナミックレンジも拡大している。(経鼻内視鏡の一部はまた200時代の画質に戻っているのでここでは考えないことにする)

どうしてそんな話を書いたかというと、胃底腺ポリープの発見率は使用する装置にひどく依存するからだ。

欧米で胃底腺ポリープの発見率は1.9%程度という報告がある。(日本でも1989年の報告で1.9%という数字がある)が、これは著しく低い数字である。当院では女性の23.4%に胃底腺ポリープは見つかっているし、男性にも16.3%見つかっている。恐らく報告があった当時、ヨーロッパの機械は100シリーズやファイバースコープであったろう。(ヨーロッパで使用されているオリンパス社の電子スコープ100シリーズは日本の装置と比べて少々画質が落ちる。使うCCDが違うから。というのも日本では単色のCCDを使用し、赤緑青のフィルターを通した光を順番に照射しその合成像を画像として得る。これを面順次式というけれど、きちんとぶれずに写真を撮るには技術が必要だからヨーロッパの先生には評判が悪いのだそうだ。なので画質は落ちるけれど、カラーCCDを使用した数字が1で始まるシリーズをオリンパスは日本以外の国へは輸出している)

ピロリ菌がいない患者さんに限れば、女性の57.1%、男性の48.3%に胃底腺ポリープが見つかる。非常にありふれた所見だ。200シリーズの時代は10%~くらい、それが機種を新しくする度に上昇しているわけだ。このポリープの発見率について学会で発表したときに、「ひょっとして全員あるんじゃないのかな」と思い、さらに注意して見るようになるとますます沢山見つかるようになり、現在の割合に至っている。

「胃底腺ポリープ」というのは、胃底腺がそのまま素直に増殖した隆起だから表面がクリっとして平滑で、周囲との境界が鮮明で、色調は周囲と全く同じで、腺構造が見えたり、あるいは regular arrangement of collecting venules (RAC) という毛細血管が表面に見えたり、あるいは中に水のようなものが溜まっているように見えたりする。非常にわかりやすい形態だ。とはいえ、色調が同じなので機械のダイナミックレンジよりは解像度がとても重要だから、ファイバースコープの時代にはある程度の大きさがないと見えなかったのだと思う。

そのポリープが見つかる胃には以下のような特徴がある。(前回の萎縮の記事を理解しないとこれはわからない)

1) 萎縮は、C-1あるいはC-0である。つまりピロリ菌感染がない非常にきれいな粘膜である。
2) 萎縮はC-2とかC-3。だけれど、過去にピロリ菌の除菌をしていて非常にきれいな粘膜である。
3) 萎縮もあるし、いかにもピロリ菌感染があるのだけれど、なぜかそこに胃底腺ポリープがある。

圧倒的に多いのは1)のパターンだ。しかし、ピロリ菌の除菌をする症例が増えると2)の患者さんも増えてきている。さて、わからないのが3)で、ほんの数例だが背景に萎縮があり、ピロリ菌もいるのに形態的には胃底腺ポリープだ、という膨らみが胃内に存在する患者さんがいる。これはβカテニン遺伝子異常などが関与したりするのかも知れないけれど調べられないので今後の課題。

ではなぜ背景に萎縮がなくて、ピロリ菌がいない患者さんに胃底腺ポリープが出来るのか、そして10%だけ女性に多いのはなぜか。

その前にFGPとFGP-like lesionとは違うのだろうか。
「違う」とされているが、PPIで大きくなるFGP-like lesionはもともとすべてFGPとして認識されていた隆起だ、という論文もあり、よく分からない。
「違う」と明言するならば、ブラインドでFGPなのかFGP-like lesionなのかを当てなければならないけれど病理医にそれが出来るとは思わない。PPIを服用している胃のFGPないしFGP-like lesionもバラエティに富んでいる。すべて取ってみて、遺伝子のレベルで調べてみれば、FGPにもいくつかのバリエーションがあることがわかるのだろう、将来は。このFGP-like lesionでは血中ガストリンが高い事があるとされており、FGPとは違うのは確かなようだ。しかしFGPでは組織内ガストリンレベルは高いとされていて血中のそれとは挙動が異なる。なかなか理解が難しい。

1) 前庭部の粘膜内ではガストリンという消化管ホルモンが盛んに産生される。ガストリンは胃底腺を刺激して胃酸分泌などを誘導するが、FGPのある胃では血中ではなくて組織内のガストリンが多く観察されるのだという。それにより刺激された腺細胞が増殖を起こす。血中ガストリンが高いのはピロリ菌感染した胃なので難しい。PPIで胃酸分泌を抑制すると大型化したりすることも考えると、ガストリンが有効活用されない「なにか」機序があって、それが組織中ガストリンの増加およびFGPの出現を惹起するのかもしれない。またある種の遺伝子変化があるともされている。
2) 女性で多い理由は、女性ホルモンが増殖に関与している。(腺細胞の中にエストロジェンの受容体が証明されているわけではないけれど、もともとエストロジェンのようなホルモンは、細胞膜を容易に通過して核内に入り込み細胞増殖に関与する可能性がある。あるいは多くの胃癌でエストロジェンレセプターが発現している事から、もともと腺細胞にはエストロジェンへの感受性があるかもしれない)面白いのはどうもこのエストロジェンで刺激されているかもしれない10%のポリープは、いわゆるFGPよりもやや大型であるということだ。これはこれでFGP-like lesionと呼ぶべきなのかもしれない。
3) ピロリ菌が感染し、胃炎がおきると前庭部の粘膜内ガストリンが低下するので胃底腺への刺激がなくなる。これがピロリ菌感染者では胃底腺ポリープが少ない理由である。

この仮説を増強するように以下のような事象が観察されている。

1) プロトンポンプ阻害薬を使用すると胃酸分泌を抑制、そのため胃酸分泌を刺激するためのガストリンが過剰産生される。この薬を長期にわたり使用していると胃底腺ポリープが大きくなることが観察される。
2) ピロリ菌の除菌をした患者さんでは、除菌後に胃底腺ポリープが発現することがある。

以上をまとめると以下のようになる。

胃ポリープと言われたら
1) 胃ポリープは肉眼的に容易に診断が可能で、一度は内視鏡を受けておく価値がある。圧倒的に数が多いのは胃底腺ポリープであるが、注意していないと見つからないことも多々ある。胃底腺ポリープはFAP(家族性大腸腺腫症)に合併する事が多いと脅かすマスコミや医師がいるが、FAPに合併する胃底腺ポリープは肉眼所見が全く異なっていて密集した無数のポリープであるから、胃ポリープがあるからといってFAPを心配するのは間違い。
2) 胃底腺ポリープがあるときに、背景粘膜がどうであるかによって説明は変わる。通常は背景粘膜はピロリ菌の居ないきれいな粘膜であるが、その時には将来胃癌のリスクは低いと考えられる。定期的な経過観察についても一部の患者さんをのぞけば必要なしと説明している。
3) 本来は胃透視でも容易に診断ができるが、背景粘膜を読影せずに「要精密検査」と判定される事があれば問題である。
4) 胃にポリープがある、と言われた場合には必ず胃腺窩上皮過形成性ポリープなのか、胃底腺ポリープなのか、それ以外のポリープなのか、それを医師には質問して欲しい。良性です、はその答えにはなっていない。

54 件のコメント:

  1. 本日、人間ドックで胃カメラの検査を受け(経鼻にしたら昨年に比べてだいぶ苦痛でした)、医師に「胃底腺ポリープがありました」と言われました。写真にはこちらで解説されている通りの丸いポリープが映っており、「小さいし見るからに良性なので問題ありません」との診断でしたが、少々不安もありましたが、本解説を読んで安心。ありがとうございました。

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  2. 匿名様、検査お疲れ様でした。
    「胃底腺ポリープである」ときちんとした説明をしていただけて、非常に良かったと思います。私も安心しました。
    経鼻内視鏡は、お鼻の穴が小さいと、苦痛に感じる方がいらっしゃるようです。次回は楽な検査が受けられますように。

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  3. 39歳 男です。先日の健康診断の胃X線撮影結果に「胃底腺ポリープ」とあり、“精検不要だが、痛みがあるようなら、受診を。”との事でした。癌化の心配がないか不安になり、検索しましたが、先生の記事を拝見させて頂き、安心しました。有難うございました。

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  4. 匿名様
    健康診断の結果で「胃底腺ポリープ」としっかり書いてくれたことを大変うれしく思いました。
    どうぞ安心してお過ごしください。

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  5. 一年に一回の胃カメラでポリープの経過観察しております
    40代女性です。
    先日2回目の検査をしたのですが、前回見落としたとされる他のに
    比べて大きめの5,6ミリのポリープが見つかったので生検しました。
    (結果まち)

    ピロリ菌はいないと言われたのですが、過形成ポリープでも
    そのようなタイプはあるのでしょうか?

    一年に一度でも胃カメラは拷問そのもので、本当に苦痛です。
    次回は別病院で経鼻でと考えていますが、
    鼻の穴が小さいからどうかなー・・と診て頂いている技師の方に言われました。

    アドバイス宜しくお願いします。

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  6. 匿名様 以下のリンクもお読みください。
    http://blog.ukawaiin.com/2009/09/blog-post.html
    http://blog.ukawaiin.com/2008/10/blog-post.html
    http://blog.ukawaiin.com/2011/08/blog-post_19.html
    何か疑問がありましたら、どうぞ。ただし、これらはすべて医師向けです。
    胃ポリープの扱いは医師にも誤解している人が多いため、その啓蒙活動としてこの記事を書いておりますから、なかなか医療関係者でないと理解が難しいかと思います。
    こういう事を言っている医者がいるのだが、それは本当か?と主治医の先生に質問してみて下さい。

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  7. 鵜川先生
    お忙しい中ご返信有難うございます。
    私のポリープは胃底腺ポリープでは無いか、と言う事でしょうか。生検したのは茎があるタイプの物でした。
    それとピロリ菌のあるなしは、胃カメラやったあとに
    すぐわかるんでしょうか。
    胃カメラ直後に、無いですよと言われたのでどうやって調べたのかと気になりました。

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  8. 胃カメラをしたときに、熟練の医師ならば95%以上の確度でピロリ菌の有無はわかります。ピロリ菌が現在いない場合に胃ポリープが見つかったとすると、40代女性ならば胃底腺ポリープがほとんどです。有茎性のものもあります。
    ただし、前庭線由来の過形成性ポリープもめずらしくはありません。いずれにせよ大丈夫です。きわめて稀に胃型腺腫、カルチノイドなどがあります。
    組織はGroup Iという結果が出ることがほとんどですが、それだけでは意味がなく、そのあとの細かい文章が重要です。記録をもらえるならばもらっておくのがよろしいです。

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  9. 39歳女性です。先日受けた胃透視検査の結果で
    「胃に11mmのポリープがあります。
    内視鏡検査を受けてください」とのことでした。
    CDの画像をもらってきて、放射線技師の友人に
    見てもらったところ 画像を見てピロリ菌の有無が
    わかるらしく「ピロリ菌もないしキレイな胃なので
    大丈夫。胃底腺ポリープというもので心配ないけど
    気になるなら内視鏡検査も受けてみたら。普通は
    経過観察だけど11mmと大きなポリープだから内視鏡
    をすすめるんじゃないかな」と言われました。
    とても信頼している友人なので かなりホッとしましたが
    念のため専門医にも診てもらうつもりです。
    先生のご意見をお聞かせいただけると嬉しいです。
    よろしくお願い致します。

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  10. 匿名様
    そのご友人の仰ることは正しいと思います。
    除外診断としては、粘膜下腫瘍、カルチノイド(超めずらしい)、胃型腺腫(超めずらしい)、背景がピロリ菌陰性であるのだけれど過形成性ポリープ(めずらしい)などです。せっかく検査をお受けになるならば、それらをきちんと考慮しつつ検査をして下さる先生をお勧めします。
    内視鏡検査を受ける場合には、
    1)可能ならば日本消化器内視鏡学会専門医か指導医を選ぶ。
    2)経鼻ではなくて、経口で。
    3)鎮静を使用した楽な検査をして下さる。
    ような病院(医院)をお勧めします。
    組織検査をするならば、「なぜ組織検査をするのか」をきちんと答えられる先生じゃないとだめですよ。(例えば胃底腺ポリープでも、嚢胞形成がどの程度なのかきちんと見ておきたいため、などの正当な理由があれば組織検査の対象になります)

    薬歴、過去の血液検査結果などは初診時に役立ちますから是非お持ちになって下さい。

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    1. 鵜川先生、早速のご返信ありがとうございます。また先生のご意見をうかがえたこと、大変嬉しく思います。先生にいただいたアドバイスを参考に、内視鏡検査を受ける病院をさがします。ありがとうございました。

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    2. どういたしまして
      お役に立てれば幸いです。

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  11. 37歳女性です。昨年胃カメラでポリープが1つ見つかり、組織検査をしました。結果は問題なしで、1年後に検査を・・とのこと。先日1年ぶりに診てもらったところ、「ポリープが数個見つかり、2ミリの物を組織検査にまわしました。今回も問題ないと思います」と言われました。写真は前年同様他の部分と色が変わらない丸い形をしていました。ピロリ菌には感染していません。先生にピロリ菌の質問をしたら「あなたは医師じゃないんだからそういう情報は必要ないでしょ」と怒られました。2週間後に結果を聞きにいきますが、胃底腺なのか過形成なのか知りたくてもとても聞きにくいです。写真は頂いています。他の病院で写真だけ見てもらい何のポリープか判断してもらうことは可能でしょうか?お忙しい中、恐縮ですがお返事頂けると幸いです。

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  12. 匿名様
    それは胃底腺ポリープでしょうね。安心して良いです。
    実は組織診断は難しくてですねえ、医者の方で「胃底腺ポリープです」と書いておかないと、病理の先生は返事に「グループ1(正常粘膜)」と書いてしまう事が結構あるんですよね。
    そうすると外来での説明が「正常でした」あるいは「良性です」になっちゃう。
    先生も混乱する場合があるから、あんまり深入りして聞かないほうが無難かもしれない。(胃底腺ポリープの概念は、まだそんなに医者全体に普及していない)

    他院で内視鏡写真を診断することは可能です。
    恐れ入りますが、、、と写真をもらってきまして、
    それを他院で診断してもらうということは出来ます。
    病理報告書のコピーがあれば、それで済むとも思います。(これはもらえます)
    幽門腺の過形成性ポリープならばそう書いてあるはずで、
    ただグループ1などと書いてあれば胃底腺ポリープと考えれば良いです。

    解決してすっきりするといいですね。

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    1. 早速のお返事ありがとうございます。
      本日、別の医院に写真を診てもらいました。すると「大丈夫ででしょう。胃底腺ポリープですね。」と言われました。
      鵜川先生のお返事と共に安心しました。
      ありがとうございました。

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    2. どういたしまして。

      安心されたと伺ってうれしいです。

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  13. 36才女性です。

    当方、父が50代で胃がんを患い(術後16年経過)、自分自身も胃の不調を感じることが多く、30才から胃の不調を感じる度に(一年に一回程度)胃の内視鏡検査を受けています。

    5年程前に内視鏡検査をしたところ、胃底腺ポリープが数個見つかりました。胃自体は綺麗で肉眼的にはピロリ菌もいないだろとのことでした。
    昨年9月も同様の所見でしたが、今年6月に今までにない長引く胃の不調から再度内視鏡検査をしたところ、ここ数年ずっとあった胃底腺ポリープがすべて消えていました。医師は胃がうっすら赤く多少炎症が見られるものの、胃自体は綺麗だし、気になるところはないと言われました。

    胃底腺ポリープは胃の綺麗な人に見られ消滅することはあまりない、また消滅した際には、萎縮が見られたり、汚かったり、早期胃がんが見られたりするなどとHPで書かれてれいたため、このまま何もせずでいいのか気になり、ご相談させていただきました。

    胃底腺ポリープの消滅自体は気にすることはないのでしょうか?
    当方は、まだ胃の不調が続き、ガスモチンとセルベックスを服用しています。

    お忙しいでしょうが、ご教示いただけると幸いです。

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  14. 胃底腺ポリープの消失は前庭部の強い炎症に伴って起きる場合が多く、
    新たなピロリ菌感染やAGML(急性胃粘膜病変)により生ずる場合があります。

    従って、私ならば胃底腺ポリープが消失した場合にはピロリ菌の感染を調べます。
    京都大学から論文も出ています。これについては医師にご相談下さい。
    (ピロリ菌初感染の場合には、うっすらと赤いのみで萎縮がなくても矛盾しないです)

    胃薬は対症療法ですから、ピロリ菌の有無とは関係なく自分にあったお薬を見つけることが重要です。例えば当院には胃薬だけで、13種類以上(ガスモチもブスコパンもドグマチールも使っていません)ありまして、その組み合わせになると膨大です。そして、それぞれの患者さんの内視鏡結果や、症状とお付き合いしながら決めていきます。合うお薬が見つかれば、それは市販薬でも構わないですよ。長期に飲む場合には内容を見せて下さいね、と患者さんには説明しています。

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  15. kinkiです。
    今晩は、49歳閉経途中、28歳から毎年1回胃腸科で胃カメラを飲んでいます。昨年、ポリープが1つ有り、ピロリ菌が無いとの事、今年5月、沢山ございまして、1つしか取れず病理は、良性でした。1年後で言いと言われましたが、心配でかかりつけの内科医が血液でピロリ菌の有る無しをして,御座いませんでしたが、暮れが近ずくと心配で、ここ数日、少しアルコールを飲むと胃につかえるような、感じで軽く痛みも御座いませんが、刺激物は、少しでも気にすると、痛く感じますが、蚊に刺された程度です。ただ、もう1度専門医の所で、胃カメラを受けたほうが良いでしょうか。その病院は、先生1人のため、説明があまり聞けなくて、1日1人で50人以上見るので聞くに聞けず、お伺いしました。高血圧、パニツク、肝臓、の薬を服用、これだけで、先生に失礼かと思いましたが、お伺いまで。お忙しいのに、本当にすいません。

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  16. kinkiさま、当院の統計によりますと、内視鏡を買い換えますと驚くほどポリープが増えるという事がございます。(要するに、今まで性能が悪くて見えていなかったのが見える)一般的に知られている事実としてはプロトンポンプ阻害薬であるネキシウム、パリエット、タケプロン、オメプラールなどを使うと増えるという事がございます。胃腸科の先生が機械を買い換えた可能性が高いと思いますよ。
    ピロリ菌がいればそれは過形成性ポリープなのですが、いなければそれは胃底腺ポリープの可能性が非常に高いため、心配しないほうがよろしいと思います。

    返信削除
  17. kinkiです。
    今日も心配で眠れませんでした。
    先生のこのお言葉で来年でもいいと思いました。
    来年の5月ごろまで安心して待つほうがストレスもなく安心しました。
    先生もお忙しい中痛み入ります。心よりお礼申し上げます。
    季節柄先生もお体ご自愛くださいませ。
    心配で胃のものが少し上がり消化不良とも心配でした。
    本当に有難う御座います。

    返信削除
  18. 人間ドッグの上部消化管内視鏡検査結果が、D要再検査ということでショックを受けております。

    38歳、女性です。
    胃内視鏡(胃カメラ)の項目に、
    食道裂孔ヘルニア
    表層性胃炎
    胃ポリープ
    と並び、D要再検査となっています。

    コメント欄には
    胃ポリープについては3ヵ月後に再検査を受けてください。
    上部消化管内視鏡検査の組織結果で異型細胞が認められました。

    食道裂孔ヘルニア、表層性胃炎については年に1回の検診で経過観察を行ってください。
    とのことです。

    三ヵ月後に再検査を受ければすっきりするんだと思うのですが、内視鏡検査は苦しいので出来ればそんなにしょっちゅう受けたくありません。

    今回、初めての内視鏡検査で緊張していたため、検査時の記憶が曖昧なのですが、
    「ポリープが3個ある。たぶん良性だと思うけど、念のため組織検査します。」
    (大きさについては、はっきり覚えていません。申し訳ありません。)
    その後、先生から説明と問診で
    「赤く荒れている」ようなことを言われました。
    「でも、絶食やお酒飲んだだけでもなるから」のようなことを言われたので、あまり気にしていませんでした。

    それが、「要再検査」ということで慌てています。
    自覚症状として、体調などにもよるので、申告しなかったかもしれないのですが、
    その後調べて、過酸と思われる症状があります。
    さつまいもを飲み込むとしゃっくりが出ます。
    胃痛がある気がします。
    甘いものが好きで、食べ過ぎていると自覚しています。

    このような状態で、表層性胃炎などが原因の異型細胞ということはありませんか?
    先生が多いとおっしゃる「胃底腺ポリープ」ならいいのですが…

    やはり、三ヵ月後に再検査を受けるしかないのでしょうか?

    曖昧な記述で、ご判断難しいと思います。
    また、お忙しいと思われますが、アドバイスいただけたら幸いです。

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    1. 匿名様には是非検査をお受けになって欲しいと思います。
      炎症と異型とは判断が難しい場合が確かにあって、本当は炎症かも知れません。しかし、そうでない場合の事も考えねばなりませんから。

      「検査が苦しいから」というハードルがあるのは本当に残念で、あなたが可哀想でなりません。「検査は苦痛を与えるべきでは絶対無い」という内視鏡教育を私は受けてきましたので尚更です。鎮静剤を使って下さる医療機関へ紹介していただく事は出来ないでしょうか。

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    2. 早々のご返信、ありがとうございます。

      いろいろ調べて、一喜一憂していたところで、こちらのページにあたりました。
      胃ポリープは心配いらないという先生の言葉に希望を持ちましたが、こちらで検査を奨められては、受けるしかないんだなぁ…と納得しました。

      まだ時間がありますので、検査方法など確認してみたいと思います。

      お忙しいところ、ありがとうございました。

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    3. 大丈夫大丈夫言うのも私の仕事なのですが、背中を押すのもまた仕事なので許してください。

      拡大内視鏡を鎮静剤を使って行なっている施設は少なくはないです。多くの大学病院ではそのような検査をしているだろうと思います。
      38歳女性、表層性胃炎(ピロリ菌は不明ですが写真を見ればわかる)を背景とする胃ポリープから異型細胞、という症例であればどこでも診ていただけると思います。
      もしも他院受診の時には、写真(できればすべて)、組織(胃ポリープのプレパラート)をもらっていかれるとよろしいです。

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  19. プロトンポンプ阻害薬を使用すると胃酸分泌を抑制、そのため胃酸分泌を刺激するためのガストリンが過剰産生される。この薬を長期にわたり使用していると胃底腺ポリープが大きくなることが観察される。

    この件なんですが、医師によってこういう意見もありますが
    関係ないといわれる医師もいますね
    どっちが本当なのでしょうか?
    私は関係あると思うのですが・・・
    といいますのは
    平成17年に初めて胃カメラをうけて逆流性食道炎がみつかりました
    タケプロンを処方されて、真面目に1年間飲みました
    1年後鼻から胃カメラして2ミリのポリープがありその場で
    きりとって生検していただき良性でした食道炎もほとんどなおりました
    でもタケプロンは処方されました。
    その後ネットで色々しらべて、プロトンポンプ阻害薬でポリープができるとしり、怖くなりそれからはタケプロンはほとんのまず、10日に1回くらい寝る前になめたと思います。
    また1年後胃カメラではポリープはなく、そのご3年間タケプロンは
    ほとんど飲まないで毎年胃カメラをうけましたがポリープはなく
    食道炎がすこしひどくなって、5ミリくらいバレットになっていると
    いわれ、平成23年7月からまた真面目にタケプロンを毎晩寝る前に
    半分だけなめてねました、1年8か月後の平成25年3月に胃カメラをしたところ、8ミリにもなったポリープが見つかりました。
    検査の先生は「ポリープがありますね」とだけおっしゃって組織検査はされませんでした、後日「大丈夫です、癌にはなりませんよ」といわれ
    安心して帰ってきたのですが。
    今になって心配でたまらなくなりました、やはりタケプロンをまいにちのむとポリープはできるんだなと思います。
    食道炎もまだ治ってないのでタケプロンは飲んで下さいとのことです。
    こうやって飲み続けると8ミリのポリープはどんどん大きくなるのではないかときなります。
    またなぜ組織検査をしてくださらなかったのか不信感をもちました。
    鼻からの胃カメラなので組織をとっても鼻を通って出すのが難しいのでしょうか?
    検査の先生は今までは同じ先生でしたが、今回は別の先生でした。
    胃カメラを入れたとたん「かなり蠕動がはげしいな」とおっしゃっていました、蠕動が激しいので組織を取り出すのが難しかったのでしょうか?
    検査をして下さった先生にこんなことは聞けないし。
    大変こまっています、もういちど別の病院で口から胃カメラをしてもらい組織検査をしていただいたほうがいいでしょうか?
    アドバイスをお願いできると嬉しいです。
    よろしくお願い致します。ポリープは胃の上のほうですと
    おっしゃっていました、ポリープの種類はおっしゃらなかったです。
    66歳の女性です。
    どうかよろしくアドバイスお願いいたします。

    返信削除
    返信
    1. 匿名様 以下のリンクもお読みください。
      http://blog.ukawaiin.com/2009/09/blog-post.html
      http://blog.ukawaiin.com/2008/10/blog-post.html
      http://blog.ukawaiin.com/2011/08/blog-post_19.html
      組織検査をするリスクとしないリスクを考慮し比較する、という視点が重要です。
      http://blog.goo.ne.jp/gastrictypeadenocarcinoma/e/aa88e2ee61e08d1f91838b3d874ba61b
      これは私が尊敬する某先生のブログですが、彼はPPIで大きくなるのはFGP like lesionだ、という立場です。そういう見方があってももちろん良いのです。

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  20. 鵜川先生 どうもありがとうございました
    やはりタケプロンで胃のポリープは大きくなるのですね
    心配なのはこのままタケプロンを飲み続けたら
    今の8ミリのポリープがどんどん大きくなってしまうのではないかと
    おもいます
    胃底腺ポリープだとしたら大きくなって大変ですね
    私のポリープは胃底腺ポリープかどうかは検査の先生はおっしゃってくれなかったのです。
    萎縮性胃炎があるかどうかもおっしゃってくれません。
    とにかく検査したのに、ほとんど説明がないのです
    大丈夫とおっしゃるだけで素人は余計なことはしらなくて
    いいという感じでした・・・
    とても心配だったので「アスクドクターズ」というサイトで
    相談したのですが、お二人の先生が否定されましたので
    どっちなんだろうと思った次第です。
    ピロリ菌に関しても検査をお願いしたのですが
    「あなたはタケプロンをのんでるからピロリがあっても
    陰性にでるから検査は無意味です」とおっしゃっただけでした。
    なんかとても不安で検索していてこのサイトを知りやはり私の
    思ってることも間違いではないのだ・・・と思い
    思わず質問させていただいた次第です
    どうも申し訳ございませんでした。
    もうすこし期間をおいて、もっと詳しく説明して下さる
    消化器科を探して再度胃カメラを受けようと決心しました
    ありがとうございました、胃にポリープがあると大腸にもポリープが
    ある可能性もあるんですね。知らなかったです
    父親が直腸がんだったので又それも心配になってきました
    本当にありがとうございました。

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    1. 匿名様
      恐らくかなり誤解をしておられると思います。
      当ブログは医療関係者向けであり、非常に理解が難しいと思います。それはやむを得ないことではありますが、「胃にポリープがあると大腸にもポリープがある可能性もあるんですね。知らなかった」というような誤解をされては大変困ります。
      胃のポリープは基本的には放っておいて構わないことがほとんどであり、不要に心配するな、無駄な検査をするな、ただしきちんとした説明を医師から受けよ、というのが当方の主張です。また保険診療ではピロリ菌の検査をタケプロン投与中にはまかなってくれないのは本当です。不安をご自分で広げないことを願います。

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  21. 鵜川先生 深夜にご回答ありがとうございました。
    高齢のため理解力があまりなく申し訳ございませんでした。
    もういちどゆっくり読み返します。
    いちばん不安に思ってるのは現在8ミリもの大きいポリープになってるのに
    これ以上タケプロンを飲み続けたらポリープがますます
    大きくなってしまうのではないかという不安です。
    タケプロンを飲まないのが一番ですがそうなるとバレット食道が悪化するし
    そのじれんまで迷っています、そのため余計な心配にまで行きついてしまい
    ご迷惑おかけして申し訳ございません
    こころよりお詫び申し上げます
    質問に対してたびたびのご回答本当にありがとうございました
    心よりお礼申し上げます
    もうすこし考えてどっちかきめたいとのもいます。

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    1. 匿名様 第一の不安についての回答は簡単です。
      胃底腺ポリープ(タケプロンによる胃底腺ポリープ類似病変を含む)ならば10mm以上に大きくなりません。話の流れや先生の対応から推測するに、胃底腺ポリープとして良いのだろうと考えます。
      第二の不安に対する回答はありません。ジレンマを持つほどの高いリスク同士での戦いでもないからです。

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  22. 鵜川先生ありがとうございます!
    ポリープが1センチ以上大きくならないとお聞きして安心出来ました。
    それが一番の不安だったのです。
    それなら今後もタケプロンを真面目に飲めるということで
    食道炎もひどくなることもない気がします。
    5ミリ位のバレットがあると2年前の胃カメラのとき
    その先生からきいています
    それから2年間真面目にタケプロンを半分づつ飲んだので
    又ポリープができたのだと思います。

    6年前に1年間まじめにタケプロンを飲んで2ミリのポリープがあったときは
    その先生が即とっていただき良性でした
    そのポリープを見つけたときにその先生は
    「これは胃の丈夫な人にできるポリープです、あなたは胃癌にはなりにくいですがその反面食道に注意してください」と言われていました。

    その後毎年その先生に胃カメラをしていだだきましたが
    タケプロンをほとんど飲まなかったのでポリープもなかったです。
    2年前のその先生の検査の時2ミリのバレットができているといわれて反省し
    また2年間真面目にタケプロンをなめました、今回は2年ぶりの胃カメラでした
    結果、今回は別の先生の胃カメラで8ミリのポリープがみつかり
    やっぱりタケプロンのせいなんだとショックでした。
    食道炎もいまいち治ってないのでタケプロンを飲み続けなければ
    いけないしポリープの大きくなるのが怖いしと迷っていました。
    今夜の鵜川先生のアドバイスで安心して飲める気持ちになりました

    何度もお返事いただき感謝の気持ちでいっぱいです。
    本当にありがとうございました。

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    1. 匿名様 不安がとれて良かったです。

      タケプロンの長期使用については、
      http://www.fda.gov/Drugs/DrugSafety/InformationbyDrugClass/ucm213259.htm
      のような事があり、慎重さが必要です。

      物事はみなさんが簡単に理解出来るほど単純ではありません。
      不必要な心配は良くないと思いますが、決めつけも良くありません。
      曖昧さを常に許容することが、安心して生きるコツではないかと思います。
      ご自愛下さい。

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  23. ありがとうございます
    私のパソコンの操作が悪いのかわかりませんが
    私は日本語しかよめませんので読むのは無理です。
    タケプロンを飲まないほうがいいのか
    飲んでもいいのかわかりませんが適当に1日おきとか
    やってみます
    ありがとうございました。

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  24. 鵜川先生、初めまして。
    私は、40代女性です。

    先日、バリウムで胃のレントゲンを撮りました。
    結果は、大きなポリープが胃全体に30個以上あると言われ、内視鏡検査を勧められました。

    4~5年前に検査をした時にも小さいポリープが30個以上あって、その時は内視鏡検査で「問題ないが、定期的に検査を受けてね」と言われましたが、放置しておりました。
    今回のは、それが順調?に成長したものかと思っておりますが、
    「大腸ポリープができている可能性があるので、大腸も内視鏡検査を勧めます」とのことでした。
    以前の検査ではピロリ菌は陰性でした。

    7~8年前から逆流性食道炎があります。
    その時は直径20cm以上の子宮筋腫が下腹部にあり、内臓がすべて臍より上に押しやられていたからだと思うのですが。(手術をして筋腫は摘出しました。他に10cmのもあった。)
    今でも、少しの食べ物や飲み物を摂っても、かなり上がってきて吐きそうな感じになります。
    新しい筋腫は複数個できていますが、ここ2年ほど検査してないので、どこまで大きくなっているか分かりません。

    40代以上の女性には、胃底腺ポリープの人が多いとネットで見たので、あまり心配はしていませんが、私の体は何でも大きく育つのだなぁ…と妙に感心。

    胃カメラは口からも鼻からもやったことがあり、どちらもツラかったので、気分が滅入ります。(鼻の奥がかなり狭いみたいです。)
    大腸の内視鏡は初めてなので緊張しています。

    大体は心配ないと考えて良いでしょうか?
    曖昧な相談で申し訳ございません。

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    1. 匿名様:胃ポリープについては心配しておられないということで良かったです。大腸内視鏡は、胃カメラより楽じゃないかと思いますので緊張せずにお受けになってください。
      大体は心配ないと考えていただいて構いません。念のため、程度の検査です。

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    3. 鵜川先生

      胃カメラと大腸カメラを受けてきました。
      どちらも空気を入れるので、それがパンパンになって、苦しくてとてもツラかったですが、自分の内臓を見る機会はなかなか無いので楽しかったです。

      結果は、胃ポリープは胃底腺ポリープ(山田Ⅱ型と山田Ⅲ型)でした。5mm~1cm超のものが50個ほどありました。
      他には、逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニア(滑脱型)でした。
      大腸は、回盲部リンパ濾胞だそうです。あとはすごく小さなポリープが少しあっただけでした。

      胃カメラは年一回は受けるようにとのことで、経過観察でしたが、でも、特別大きな問題も無く、良かったです。

      ありがとうございました。

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    4. 匿名様

      良かったと思います。大腸に関しては今後二酸化炭素内視鏡が普及していきますから、次回は楽な検査になると思います。1980年台から私の父が行っている検査ですが、ようやく日本に普及がはじまっています。
      http://blog.ukawaiin.com/2009/01/blog-post_17.html

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  25. 鵜川先生、

    初めまして。
    現在、夫の転勤で海外に帯同中の36歳女性です。幼い子供が2人います。
    数年前に実父を肝臓癌で亡くしています。

    半年前から、本当に時々、生理前に軽い胃痛や胃もたれがあり、先日の一時帰国時に念の為、バリウム検査を人間ドッグで受けました。
    結果は小さい胃ポリープが一つ見つかり、精密検査として内視鏡検査を受けました。

    自分の胃ポリープの画像は、胃底腺ポリープの症例画像と全く同じように見え、人間ドッグを受けた病院の医師には『百パーセント問題なし、心配ありません』とだけ説明されました。サイズなどの細かい質問は緊張の余り、聞けませんでした。ただ、内視鏡検査前に、組織検査の希望の有無を確認され、承諾のサインを求められました。念の為と思い、必要ならばと、組織検査の希望をし、サインをしました。組織検査の結果はまだ出ていない為、百パーセント安心できない情けない状態でいます。

    少しでも安心したいと思い、昨日に昔からお世話になっている、内視鏡検査も扱っている実家近くの内科の医師に私のポリープの画像を見てもらったら、人間ドッグでの医師と同様に、『全く問題ないし、見た感じは胃底腺ポリープですよねと』説明されました。また、ポリープのサイズは画像からは2ミリくらいだそうです。画像を見ただけで、医師はポリープのサイズが分かるものでしょうか?またここ数ヶ月は生理前の胃痛も全くなく、胃痛も一切ありませんが、やはり生体組織検査の結果が出ないと心底不安でたまりません。
    内視鏡検査では百パーセント問題ない、心配ないという診断でしたのに、それでも組織検査を行う必要はあるのでしょうか?また、ピロリ菌検査はされませんでしだか、ピロリ菌有無が定かではないのに、正確な検査結果として安心できるのでしょうか?

    実父が癌で他界したことからまだ立ち直れていないのか、とにかく癌や病気、検査への不安や恐怖が人一倍強いの状態であります。支離滅裂な質問になってしまいました。大変申し訳ありません。手が空いた時にでもご返信いただけると幸いです。読んでいただけきまして、本当にありがとうございました。

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    2. おそらくこのブログを隅から隅までお読みになったわけではないと思いますし、幼いお子さんお二人がおられて時間もないでしょうから普段ですと「こことここを読みなさい」で済ませるのですが、かいつまんで要件だけ申し上げます。

      1)軽い胃痛や胃もたれはきれいな胃に良く起きる症状なので、胃炎などと関連付けなくて良いです。
      2)100%問題なし、の言葉に嘘はありません。未だに胃底腺ポリープないしは胃底腺ポリープ類似ポリープが癌化したという報告がありません。
      3)組織検査が必要かどうかは医師に委ねられますが、海外にお住まいということで100%を確実にしたかったのではないでしょうか。
      4)画像を見ただけで医師はサイズがわかります。その通りです。
      5)組織検査の結果が出ないと心配でたまらないときには周囲の方に話して「私がそばにいるから大丈夫だよ」と言ってもらうと落ち着きます。また、正しい知識は不安を拭い去ってくれます。
      6)胃底腺ポリープが出来るきれいな胃にピロリ菌は感染してはいません。むしろそうした判断の出来る実力派の医師に検査をしていただいて良かったと思います。



      そうした不安を持たぬように、このようなブログの記事を書いているのですが、それでもまだ不安でしょうか?不安に感じるのであればそれはなぜなのかをお教えいただけると助かります。

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  26. 鵜川先生、

    お忙しい中、ご返事をいただきまして本当にありがとうございました。
    また、ブログ記事全てに目を通さず、投稿をしてしまったことをお詫びいたします。

    先生からのご返事を拝見し、不安や心配はなくなり、心もスッキリしました。
    ポリープには原因はないようですし、私自身、引き続き食生活や生活の質を下げないよう注意することが、今できることですよね。
    生検結果が出るまでは気持ちが不安定になってしまうかと思いますが、先生の記事をその都度拝見させていただきますので大丈夫です。
    この度は本当に貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。

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    1. 匿名様

      胃ポリープに関して私が記事をはじめて書いた2005年ころには、まだまだ「胃ポリープは癌になるかも」というような嘘を平気で書くような医師もいたのです。新聞ですら間違った記事を載せていました。現在は状況が異なってきました。インターネットの力を感じます。
      一方で、医学にはピットフォール(落とし穴)というものが存在し、そのピットフォールといかに戦うかが医師の使命です。それには患者さんの協力も不可欠ですので今後も医師との良好な関係を築いてくださることを希望します。
      どうぞ不安のない毎日をお過ごしください。

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  27. 鵜川先生

    突然の書き込み、お許しください。
    先日、健康診断の胃透視にて要精密検査の通知をいただき、胃内視鏡検査・生検を受けてきました。先生の助言を拝読し、
    >1)可能ならば日本消化器内視鏡学会専門医か指導医を選ぶ。
    >2)経鼻ではなくて、経口で。
    が該当する総合病院へ行きました。とても参考になりました。ありがとうございます。
    そこで、生検の結果をいただき、私が医学に無知であるため、噛み砕いた説明をしていただいたのですが、家に帰っていただいたプリントを参考にネット検索したところ、複数のサイトで書かれていることが違ったりと混乱してしまいました。よろしければ、お言葉をいただけますと幸いです。
    プリントには「臨床診断:過形成性ポリープ
    所見:胃粘膜が採取されている。腺窩上皮、過形成状の胃底腺を見る。明らかな異型細胞は認めない。以上の所見により胃底腺ポリープに相当する組織像と思われる。」
    とありました。そこから過形成性ポリープ=胃底腺ポリープだと思っていたのですが、ネットから違うのだと知りました。過形成性ポリープについてまた検索したところ、過形成性ポリープは三分類(胃底腺型、腺窩上皮型(=過形成ポリープ)、幽門腺型)とありました。しかし他のサイトに、過形成性ポリープと胃底腺ポリープは別物という記述もあります。そして先生のこの記事と出逢い、胃底腺ポリープに過形成のものがあると知りました。
    自分の生検の結果を調べてみたら、過形成性ポリープと胃底腺ポリープの迷宮に入り込んだ気持ちです。
    過形成性ポリープ=炎症が起こり粘膜の増殖によってできたポリープ
    胃底腺ポリープ=胃底腺そのものの過形成で生じたポリープ
    と捉え、ポリープは原因によって過形成性か胃底腺かが異なる、と考えたら良いのでしょうか?
    また、私の生検の結果は胃底腺ポリープと考えればよろしいのでしょうか? 病院の先生の説明では胃底腺ポリープの特徴と同じだったのですが、いただいたプリント(上記の内容が書かれた生検結果)の読み方がわかりません。
    よろしくお願いします!
    長文失礼致しました。

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    1. 匿名様へ
      当ブログは医師向けです。簡単な質問の場ではないのです。
      ある程度覚悟をもって質問されたと思いますがよろしいですか?
      基礎知識がないとなかなか理解ができませんのでこちらから質問です。
      1)萎縮はあると言われたかどうか。
      2)ピロリ菌はいると言われたかどうか。
      3)他で調べたとのことですがどのサイトを読んだのですか?
      以上です。

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    2. 匿名様へ
      追加です。ヒント:
      1)検査の結果には演繹だとか帰納だとか小難しいテクニックはなくて、すべてが真実であり、その一部の言葉を抜き出して自分の診断名としてしまったところに間違いがあった。
      2)ウェブサイトの情報はただのメタ情報(抽象的)なのでその解決にはならない。そしてメタ情報でなくそうとすると私のような書き方になり難しくなる、という事です。
      3)大切な質問をしてくださっているので、私は答えを用意してお待ちしております。

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  28. 鵜川先生

    初めまして。私はここ数ヶ月胃腸の調子が悪く、昨日胃カメラ検査を受けてまいりました。結果は十二指腸は問題なし、胃の出口付近に軽い炎症あり、胃全体は少し荒れている感じがするが比較的綺麗、泡が少し多い、食道も問題なし、喉に少し炎症ありなどの説明を受け、ピロリ菌の感染が多少疑われるので呼気検査をということで呼気検査もついでに受けてまいりました。ここまでが内視鏡医の診察と説明でした。

    そして最後に元々の担当の内科医による説明の時に、概ね内視鏡医と同じことを言われたのですが、次回の診察の日時の話になった時に組織をとって生検にまわしたのでその結果がでるのは、、、、10日後くらいと言われその日に予約を入れますねと言われて予約を入れたのですが、何故組織をとったのかの説明はありませんでした。因みに処方された薬はH2ブロッカー30日分で一ヶ月は断酒するようにと言われました。

    その時は特に何故生検したのかを深く考えなかったのですが(これはその時に質問しなかった私のミスです)、渡された胃の画像には胃の4つの部分が写っており、家に帰ってからよくよく画像の一枚(胃の入り口付近だと思います)を見てみると、所謂ポリープのような物が3つほどしっかり確認できました。そのポリープの特徴は半球状の半透明の水疱の様な感じで周囲との境界は鮮明です。内視鏡医も内科医も私への説明では深刻な表情はなく寧ろ胃全体はそれほど痛んでおらず比較的綺麗だという肯定的な評価でしたが、ポリープについては説明が無かったのが今から考えると不思議です。素人が見てもはっきり分かるのに。

    勿論、胃の状態はそんなに悪くないよという医師の話を信じるべきなのでしょうけど、何故ポリープの話をしなかったのか、生検の話も何故最後に言ったのか、結局生検は胃炎の組織部分なのかポリープ部分なのかなどが気になり、色々と不安になってきて、インターネットで検索しておりましたら、こちらのブログを発見致した次第でございます。

    そして、このブログの記事内に「「胃底腺ポリープ」というのは、~中略~あるいは中に水のようなものが溜まっているように見えたりする。非常にわかりやすい形態だ」というのを見つけて、これって画像に写ってる私の胃の中のポリープの説明にピッタリじゃないかと思ったわけです。
    ここでようやく少し不安感や不満感が和らいだわけです。

    結局情報不足、説明不足が人を一番不安にさせ妄想させるということを実感した胃痛が更に進んだ今日でした。
    今度の診察の時にはこの記事の最後に書かれている、もし胃にポリープがあるといわれたらをメモしていくつもりです。(これってポリープですよね?の質問からスタートですが。。)
    不安とストレスが相当溜まっていたので、つい独白的な長文駄文を書いてしまい失礼いたしました。

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    1. 1)胃ポリープについて、「気にしないでほしい」が当方のコンセプトであることを理解していただきたいと思います。
      2)あなたの主治医の先生は私のコンセプトとおそらく同じであってあなたの症状とは全く関係がないポリープについて説明をなさらなかった。それは良い事だと思いますし、ポリープであれびらんであれ、診断を確実にしたい場合には組織検査をするのがプロの仕事ですからその結果をお待ちいただきたいと思います。
      3)私のコンセプトは「胃ポリープという言葉で患者さんを不安にしてはいけない」というものであり、あなたの先生はむしろ私と近い思考の持ち主であろうと思います。あなたの場合はあなたがご自分でポリープを見つけて不安になってしまったように文章では読み取れます。この説明であなたの心に平穏が訪れると良いと思うのですが。

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  29. 理屈では素人が勝手にあれこれ想像して不安になってもしょうが無い、プロに任せておけば良いと分かっているのですが、心というものは中々上手くコントロール出来ないもので特に私はそれが下手だということを自覚しております。
    やはりと言うか、検査結果は問題無しでした。
    お忙しい中、ご返信ありがとうございました。

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    1. 完全な理解というのは難しく、不安の素というのはたくさんあってきりがありません。したがってそれを「信頼」で蓋をしようとするのが医師の仕事です。そこに医師の技量があるわけですが、日本の場合にはまず患者教育として「医師を信ずるな」というようなノイズが多いうえに、医師のほうで患者の信頼を得るための話術などの教育を受けていないという二重苦が存在するのですね。
      その両方にジャブを打ち続けるというのが私のポジションなのだろうと思います。検査の結果が良くてよかったですね。私も安心しました。

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  31. 私は、胃カメラで胃の検査をしました。最初、ポリープがあると言われ、生体検査をしました。ステージは2です。ポリープの大きさは8ミリです。別の医者に、切った方が良いと言われました。私が、経過観察ではと、聞きますと。お医者さんは、将来、大きくなって悪くなる可能性もあるから、今なら小さいし、内視鏡で簡単だと言われました。また、別のお医者さんは、私のは、ポリープでなく、カルチノイドだと言われました。ポリープとカルチノイドと、どうやって見分けるんですか?生体検査ではないのですか?

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    1. 山田様
      ステージ2、ではなくて、グループ2、ではないでしょうか。
      グループ2だとすれば確か2013年から取扱が変化しています。注意して経過観察(3ヶ月後など)か、あるいは診断的に治療すべき病変です。カルチノイドという腫瘍は生体検査ではわからない場合もありまして、繰り返し生体検査を行うか、診断的に治療します。時には肉眼的な判断の正確性が生体検査を凌駕する場合があります。

      経過観察のほうが患者さんに負担をかける場合もありますので医師とよく相談されることをお勧めします。

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