2008/08/16

代行入力なんて馬鹿らしいと思う人は

特定健診ではデータを(XMLで)電子化せねばならない。
ありがたいことに、創薬ソフト(XMLパーサー)で電子化は無料で可能です。

ところが、せっかく患者頭書やら、血液データを電子化して持っていても、入力し直さねばなりません。これは時間の無駄+ミスを誘発します。

代行入力などもっとひどい。わざわざ書き写した上で代行入力業者に渡し、しかも返戻が来ても責任を取ってくれないのでは馬鹿らしいと誰も思わないのでしょうか。

伊勢原市では代行入力のコストは毎月数千円の基本料金+一例あたり500円近くの料金がかかります。医療情報管理士が入力しているとは一言も書いていない代行業者にこのような高額でお願いせねばならないのは、何か理不尽な気がします。

特定健診ブリッジソフトは、

1)面倒なデータ入力はほとんどソフトがしてくれるので、間違いが起きにくい。
2)院内で行えるのでデータが安全である。
3)オフラインで使用できるので、現在オンラインでレセプト請求していない先生も使うべき。
4)今まで健診結果に書き込んでいた事務の手間に比べて同等の手間で済む。
5)ひたすら効率を追求しているので、創薬ソフトよりもインターフェースが優れていると思う。
6)かといってデータの不整合が起きないようにあちこちにチェックを入れている。
7)代行入力のために1カ月も2カ月も請求が遅れるということはない。

問題点

伊勢原市のローカルルールがあるようで、これへの対応は市と協議する予定。

2008/08/11

特定健診ブリッジ、だいたい出来ました。

タイトルをリンクしてくださるとヘルプファイルがダウンロードできますが・・・

だいたい完成しました。

ただ、予期せぬデータを入れてしまった場合の挙動など、検証が十分ではないので気をつけてほしいということと、伊勢原市以外の実情を知らないので色々情報を下さい。

検査データが自動でセットできるという点で優れていると思いますし、なるべく優れたUIにしたつもりです。

ダイナミクスのユーザー以外の先生も使えますね、これ。

2008/08/04

特大名マニュアル1-3章

特大名マニュアル
1-3章追加健診、生活機能評価の価格設定

基本健診+詳細項目については、保険者入力のときに設定されますが、追加健診と生活機能評価は健診項目マスタメンテナンスで設定しなければなりません。
以下に伊勢原市の実例を示します。

  1. 健診項目マスタメンテナンス画面とします。

  2. [保険者番号] コンボボックスで適当な保険者番号を選択します。


    右にスクロールすると[単価]があらわれます。それを見ながら下にスクロールし、伊勢原市の追加項目であるクレアチニンを探します。

  3. 血清クレアチニンの[単価] テキストボックス を「1942」(他の追加項目は0円に設定し、まとめて請求)にします。


    クレアチニンはどの測定方法でも対応できるように両方とも[1942]を入力しましたが、測定方法がわかっているときはそちらに入力してしまえば結構です。
    Note:生活機能評価の場合、[診断した医師氏名(生活機能評価)]の欄に1049円(伊勢原市)を入力しました。

  4. 他の追加項目には0円を入力するために、スクロールしながら探します。



    胸部レントゲンなどの追加項目には0円を設定します。

  5. [登 録] ボタン をクリックして終了します。


特大名マニュアル1-2章

特大名マニュアル
1-2章.使用のための準備

マスタメンテナンス
特定健康診査簡易入力システムの初期設定方法について述べます。

  1. [(9)マスタメンテナンス] をクリックします。


  2. [(9)-(4)保険者情報マスタメンテナンス] をクリックします。



    Note: まずはじめに使用する保険者情報はすべて入力しておく事を強くお勧めします。

  3. [新規入力] をクリックします。



  4. [保険者番号] テキストボックス をクリックします。



    今回は伊勢原市に関して入力しました。
    Note: 所在地(1)、所在地(2)は大角文字で入力してください。
  5. 保険者名称などの入力後、[委託料単価区分] リストの [1:個別健診] を選択します。



  6. 市町村と契約した金額を入力します。そして[登録] ボタン をクリックします。

    Note: 極めて重要な事ですが、ここでは「生活機能評価」の値段を基本的な検診に含めない様にしてください
    市町村の説明では生活機能評価の値段を含めている場合があるので気をつけてください。そうでないと正確に計算されません。


  7. データを登録します。[登録]ボタンを押すとダイアログが表示されます。


    [OK] ボタン をクリックします。

  8. 登録されました。


    [OK] ボタン をクリックします。

  9. [終 了] ボタン をクリックします。



  10. 終了確認をするために[はい] ボタン をクリックします。



  11. 続けて他の保険者情報を入力していきます。



    伊勢原市では39(後期高齢者)と00(一般と、67退職者)では基本的検診の値段は同じになるはずです。
    そうでなければ計算はきちんと行われません。39で行う生活機能評価は別料金で設定します。
  12. すべて入力したら、[登録]を押して、[終了]ボタンを押します。




  13. 保険者が入力されました。これで終わりです。


リンク設定

  1. [リンク設定] をクリックします。

  2. [①tokutei.mdbを探す] ボタン をクリックします。

  3. ファイルリストの [tokutei.mdb] をクリックします。

  4. [開く] ボタン をクリックします。

  5. [②Dynasvr.mdbを探す] ボタン をクリックします。

  6. ファイルリストの [DYNAsvr.mdb] をクリックします。

  7. [開く] ボタン をクリックします。

  8. [③リンク設定] ボタン をクリックします。

  9. [リンク設定完了しました] メッセージボックスで [OK] ボタン をクリックします。

  10. [閉じる] ボタン をクリックします。

  11. [閉じる] ボタン をクリックします。

  12. [フォーム] リストの [F_SWITCHBOARD] をクリックします。

医院情報入力

  1. [医院情報入力] ボタン をクリックします。

  2. メッセージが表示されますので[OK]をクリックします。

  3. もう一度メッセージが表示されますので[OK]をクリックします。

  4. [閉じる] ボタン をクリックします。

  5. [★] リストの [F_SWITCHBOARD] をクリックします。

  6. 医療機関名が登録されました。


2008/08/03

特大名マニュアル2-2章

特大名マニュアル

2-2章データの取り込み


  1. では実際に患者頭書きをダイナミクスから取り込んでみます。
    [(1)受診者情報入力] をクリックします。

  2. フォームが表示されるまで待ってください。
    表示されたら、まず患者さんの抽出条件を設定しましょう。



    [抽出条件] ボタン をクリックします。

  3. 小さなフォームが表示されます。
    [開始日] テキストボックス に検索開始日を入力します。
    デフォルトは本日から過去一週間、キーワードは「特定健診」です。
    上記画面では2008/7/24から2008/7/31までの間に、「受診検査」テーブル(血液検査や検診などを入力するテーブル)内に「特定検診」という文字列が入っている患者さんを抽出するという意味です。

  4. 私は当初受診検査テーブルに<伊勢原市検診>と書き込んでいたので、条件をここで変更します。
    [終了日] テキストボックス に検索終了日を入力します。

  5. キーワードも変更します。
    [キーワード] テキストボックス にここでは[伊勢原市]と入力しています。
    任意の文字列を入れても、[*文字列*]として解釈します。したがって、ここでは*(アスタリスク)を入れる必要はありません。
    ただし、[文字列1* or *文字列2]と入力すると、文字列1または文字列2と解釈してくれるかもしれません。(やや自信なし)
    これで変更できました。

  6. 元の画面に戻りましょう。
    [閉じる] ボタン をクリックします。

  7. このままでは設定が反映されません。
    [再表示] ボタン をクリックします。

  8. この条件で良いならば、ここで頭書きをすべて特定健診ソフト側にコピーします。
    [全件入力] ボタン をクリックします。
    全件入力されました。ここで患者抽出のアルゴリズムを理解してください。[閉じる] ボタン をクリックします。
    • 注意:ここで自動的に入力されない項目があります。
      1. 受診件整理番号
        これは11桁の番号で3桁目が"1"と決まっています。患者さん固有の番号です。
      2. 有効期限
        自動で2008/12/31としていますが、違う場合には手動で直す必要があります。
    • 患者抽出アルゴリズムについて
      1. 特定健診では患者の受診情報は枝番9に入力されている前提なので、そのままでは保険者情報がJJ....となってしまいます。
        このため患者番号の枝番のうち、「9以外で最大の」枝番から保険者情報を抽出する設定になっています。
      2. うまく動かない場合の理由
        保険者情報をダイナミクス側で入力していない。例えば自費カルテしかなく、国保の頭書をカルテに入力していない。
        受付で必ず入力するように伝えてください。
        主カルテの枝番よりも大きな枝番に古い、あるいは別の保険情報が入力されています。
        これについては、将来対応予定です。
        [このアルゴリズムは順次見直します]

  9. 入力後、エラーメッセージを必ず見てください。
    右上のテキストボックスです。


    エラーが出る場合は以下の条件を満たした場合です。
    (1)すでに同じ患者が入力されています。
    気にしないで良いです。
    (2)頭書から抽出した保険者情報が、あらかじめ特定健診ソフトに見当たりません。
    保険者情報抽出アルゴリズムとあわないような枝番のとり方をしている場合、9以外の最大枝番に適切な保険者情報を入力してください。
    特定健診ソフトに保険者情報を入力していない場合、入力してください。
  10. 右上の[閉じる]ボタンをクリックして終了します。



特大名マニュアル

2-1章 実際の使用
(起動まで)


  1. 起動
    [TokuDyna.mdb] アイコンをクリックします。

  2. メイン画面では左側にあるテキストボックスの情報が重要です。



    テキストボックスの背景がオレンジ色の場合、以下の理由が考えられます。
    ①リンク設定がまだされていない。
    ②特定健診ソフトに医院名が入力されていない。
    ③検査データのマスター照合が行われていない。
    ここでは、リンク設定が行われていないので、[リンク設定] ボタン をクリックします。




2-2章 リンク設定

  1. [リンク設定]の操作法

    [初期化:] ボタン をダブルクリックします。
  2. メッセージボックスが表示されます。

    [リンクテーブルを消去します。]
    メッセージボックスで [OK] ボタン をクリックします。

  3. メッセージボックスが表示されます。
    [初期化終了しました]
    メッセージボックスで [OK] ボタン をクリックします。

  4. リンク設定
    [(1)tokutei...] ボタンをクリックします。

  5. ファイルの選択
    [ファイル] リストの [tokutei.mdb] をクリックします。

  6. ファイルの決定
    [開く] ボタン をクリックします。

  7. ダイナサーバーファイルの選択
    [(2)Dynasvr.mdbを探す] ボタンをクリックします。
    実際にはダイナサーバーファイルの名前はユーザーによって異なるので、任意の名前におきかえて解釈してください。

  8. ファイルの選択
    [ファイル] リストの [DYNAsvr.mdb] をクリックします。
    画面中には私のいろいろなソフトが表示されていますが、気にしないように。

  9. ファイルの決定
    [開く] ボタン をクリックします。

  10. 開いたときに、ダイナミクスが他のコンピューターからアクセスされていると起動しないのですが、そうでないと排他モードで起動しようと試み立ち上がってしまう場合があります。これは動作に関係ないのでダイナサーバーファイルを閉じます。
    スタート画面の[閉じる] ボタンをクリックします。

  11. さらに

    右上の[閉じる] ボタン をクリックしてDynamicsを終了しましょう。

  12. リンク設定の最終段階です。
    [(3)リンク設定] ボタン をクリックします。

  13. [リンク設定完了しました]
    メッセージボックスで [OK] ボタン をクリックします。

  14. すると再びメイン画面が表示されます。
    私の環境ではすでに医院名の設定と、検査項目のマッチングが終了していますので、テキストボックス の背景が白くなりました。これですべての設定が完了しています。