2014/09/26

low grade intraepithelial neoplasia of the esophagus

食道の低異型上皮内腫瘍は、内視鏡の発達により容易に診断されるようになりました。
(容易に発見できるのは慣れている内視鏡医だけですが)
この病変の自然史はまだ明らかではありません。しかし、自然史を明らかにするためには毎年フォローする必要があるのでそれは医療のリソースを圧迫することも事実です。

とはいえ、発見しなければはじまらないのです。

これはGIF-H260での写真です。NBIで容易に発見される病変でも、


白色光ではなかなか。NBIのない時代、これを見つけるのを自分は得意にしていましたが、今ではその自信はありません。


ルゴール不染です。


H画質でないとだめかというとそんな事は全然なく、GIF-Q260でも容易に発見できます。


白色光では難しいですね。見つけられますか?


ルゴール不染です。


この病変は、胃腺腫よりもはるかに高確率で見つかります。ですから、内視鏡医のトレーニング問題として使えるとすら思います。厳しいですか?

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