2013/01/21

患者さんのメモについて

患者さんがメモを取ろうとしている時、
でも皆さんは新聞記者や速記者とは違って慣れていませんから、
医師の説明を理解するどころか、
注意散漫になってしまい正しく理解出来ない場合が多い事実を、
あまり良いこととは思っておりません。

医者が話すことは、
1)それまでの診断や見立て(と、その判断の理由)

2)これからの方針と見込み
なのですが。

それらの判断が、
「あ、理に適ってるな」と
患者さんが理解してくれた時に、
実はその後想定外の事(医者が想定していても1%以下の出現率なので患者さんには話していなかったこと)が起きても、
患者さんの思考はちゃんと我々に付いて来てくれる、
という事を私は知っております。
というのは医師の思考過程について患者さんが信頼をしてくれていると、
戸惑いや驚きは最小だからです。
(予想外だけれど、きっとこの医者はそれでも対応してくれるだろう)

お話を集中して聞いて下さい。
メモを取るのは一見良いことに思えますが、
まずは医師の言っていることを可能な限り理解しようと努めることが重要だと考えます。

メモをしようとなさるのは感心な事です。
キーワードはちゃんと書いてお渡ししますので
安心して下さい。

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