2015/08/01

かわいい、の定義

かわいい、という言葉をどう捉えるか、どう使うか、というのは極めて主観的な行動なのではないか。

使う人によって意味が違う言葉として「かわいい(Kawaii)」は興味深い研究対象と言える。



私にも私なりの定義があるのではないか、とある日思ったので自分がどういう場面でその言葉を心の中で唱えるのかを観察し、その共通点を探った。

自分はその言葉を、ものに対しても使うが人に対して多く使い、しかも相手が老若男女どういう人であるかは関係なかった。

さらに観察し共通点を見出した。自分の中の「かわいい」を矛盾なく説明するのはこの解釈だ。



その人の人生に介入させてくれる相手は、かわいい。



自分の気持ちを正直に打ち明ける人であるとか、恥ずかしい事を恥ずかしいという人であるとか、相手の話を一生懸命理解しようとする人であるとか、自分の弱さを隠さない人であるとか、親切にされることを嫌がらない人であるとか。相手が子供ならばしたがってかわいい、と思うことが当然多いように思う。こういう職業なので、必ず相手に関わろうとする。その時に心のドアがふわっと開いている人は必ずしも多くはないのだけれど、そういう相手をかわいいと自分は捉えているらしい。



相手がものや動物である場合には、手にとることが出来るもので、しかも手にとってみようかな、と思える事が「かわいい」の根にあるようだ。これも「介入」というキーワードで説明が出来そうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿