高層ビル登頂(ビルダリング)の歴史、技術、および社会的意義
「馬鹿と煙は高いところへ上る」とは江戸時代から使われている言葉らしいですが、欧米でも同じ頃から、建築物があればどうしても登りたくなる一群がいたようです。
「ビルダリング(buildering)」という用語があります。人工構造物の登攀行為を指す言葉として、19世紀末から20世紀初頭にかけて確立されました。ケンブリッジ大学の建物を登ったようですね。
この言葉は「建物(building)」と、岩場での低高度登攀を指す「ボルダリング(bouldering)」を組み合わせた「かば
ん語」であり、元々は伝統的なア
ルピニズムの精神を都市という人工の山岳へと転置させたものでした。