内臓脂肪とは、本当は、門脈系に分泌している脂肪細胞を指します。
といっても全然わからないかもしれませんが、腎臓の周囲の細胞まで内臓脂肪と呼ぶ先生がいますが間違いであると主張したいのです。脂肪細胞といってもTNFを作ったり面白い細胞群です。
さて、内臓脂肪量を推定するのに、どうするか。
私がいた横浜市大第三内科は肥満外来で昔有名で、全員CTで内臓脂肪量を測定していたのですがそれがお臍の高さで断面を見て脂肪量を測定する方法でした。つまり今と同じ。
ところが考えてみてください。そんなにお腹って横とか縦に大きくなりますか?CTは寝て測るんですよ。寝て測ったとき一番最初に影響が出るのは、横隔膜の高さだと私は思うんです。力学的に。
私は男性85cm以上、女性90cm以上という基準は極めて正確に内臓脂肪量を反映している良い数字だと思っています。だって男性は本当に内臓脂肪が多いのです。それエコーで横隔膜の高さ、つまり肝臓の位置を見ていると一目瞭然なのです。
では男性がみんなメタボかというとそんなのが全部吹っ飛ぶぐらい悪いのがタバコですから、まずそちらに眼を向けるべきではないかと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿