「北のフルーツも、南のフルーツも、両方生産できるんですよ。種類が多い」
「いただいちゃうから」
「作っているから」
「安いですからね」
「え?」
冬から春は平塚のいちごが信じられないほどフレッシュで美味しいし、
(たぶん地元にしか出回りません)
そのころ柑橘系(いろいろな種類)がとても美味しい。
(これも地元で消費)
びわはあんまり作ってるところはないし、
さくらんぼもあまり作ってるところはないんですが、
一般的に夏のフルーツはメロン、スイカ、もも、と比較的手に入りやすく、
梅もたくさんとれるのでシロップ漬けにして食べる人もいます。
夏をすぎるとぶどうと梨は名産で非常に美味しい。
そしてとどめは柿。糖度22度の富有柿が攻めてきます。
たぶん柿の若葉で、天ぷらにすると美味しいそうです。 |
と胃袋が休む暇がないのです。
困るのは、患者さんがまるで呼吸するかのように柿を食べたりみかんを食べたりしている事であり、これからの季節、特に血糖が上昇していきます。
「フルーツは体に良いんでしょう?」
「限度はありますから。みかん10個は普通じゃないから」(10個ぐらいはみな食べる)
「じゃあ3個は?」「好きなんですよ」「えー知らなかった(毎年)」
と言った会話が展開されますが、みなさん毎年反応がフレッシュで、生放送したいぐらいです。
「あのね、炭水化物は血糖を上げますよ」
「知ってます」
「フルーツは炭水化物ですよ」
「まさか!違うでしょう」
という人があまりにも多いのでこちらも10回連続して言われるとさすがに自信が無くなってきて、昨日糖尿病の専門の先生に確かめましたが、
フルーツは炭水化物で間違いないです。
炭水化物とは、「糖から構成されている有機化合物」です。
フルーツも大半は水分だけれど、例えば富有柿の糖度は22度だそうだから、たくさん糖が含まれているのはわかりますよね。血糖値が上がらない糖なんてありませんからね。(相対的にショ糖よりは上がりにくい、という事を伝えるのに血糖が上がらない、と宣伝しているようですが厳密には嘘です)
糖尿病でもいくらでも食べられるフルーツ!などと言い出す人達がいけないと私は思います。
言い訳、屁理屈、極論はものの定義をおざなりにするし、言語構造とか論理を破壊していきますので、それは人生の楽しみやおまけにとっておきましょう。
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