2018/11/26

あざ(内出血)ができたときのチェック事項

知らないうちにあざができている、そういうときは、以下の症状がないかどうかを調べて下さい
・めまい
・極端な体力低下
・気を失う
・低血圧
・見え方がおかしい
・感覚異常
・片麻痺
・強い腹痛
・息切れ
・胸痛
・嘔気・嘔吐・下痢
・手術で血が止まりにくいと言われた。
・最近お薬をはじめた。
・家族も同様にあざができやすい。
・手足でなく、体幹部、背中、顔に出現する。

例えば血小板減少や凝固異常による内出血の時には頭蓋内出血も起きている事がありますから、片麻痺や感覚異常、強い頭痛、嚥下困難、視覚の異常、構語障害、意識消失などが出現します。
シェーンラインへノッホ紫斑病では腹痛が起きることが多いです。

アスピリン・抗凝固剤・抗血小板剤は青あざの原因となります。
アレルギー・喘息・湿疹などに使われる経口ステロイドは皮膚を薄くするのでやはり青あざはできやすくなります。
イチョウ葉エキスも同様です。
病院では、血小板数の他に、出血時間を調べます。凝固異常のスクリーニング検査として有用だからですが、普通の開業医では出血時間は調べない事があります。(PT-INRなどでは不十分です)
深刻な暴力や虐待がないかについて必ず医師はインタビューします。

それらが異常がないとされたとき、多くは皮膚が徐々に薄くなってきたためにできやすくなったのではないか、と説明されるでしょう。

その場合の予防法ですが、
・照明を明るくしましょう。
・階段にはラグをかけておきましょう。
・電気コードや家具が乱雑にならないようにしておきましょう。
・薬を今一度チェックしておきましょう。
・目か耳が悪くなっていないかどうかチェックしましょう。

一般的に女性は男性よりもあざができやすいとされますが、これは肌に脂肪が多くコラーゲンが少ないからではないか、とJeffrey Benabioは述べています
また、Dawn Davis, MD (Mayo Clinic)は、女性は皮下に脂肪を蓄積する傾向がある他に、エストロゲンにより血管脆弱性が起きることも指摘しています。

以上は、メイヨークリニックの記事をもとに書いています。

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