2018/09/22

前回の治療の結果を話さない人々:80%

初診以外の方で、前回の治療の結果をフィードバックくださらない方は80%ぐらいです。なるほど医療は自動販売機かなにかだと認識されているのだなあと納得ができます。
これをどうかしようとは思っておりません。

ここから先は心理的なゲームとなります。

例えば「どうでした?」とただ聞いたときに、ネガティブな答えをする方がいて、私が「この治療は良くなかったんでしょうか」と聞けば、そうではない、むしろ効いている、という風に意見を変える方は多くいます。

一方で「よくなりました」と言っておき、自分が「改善」とカルテに書きいれると「いやそうでもない」と意見を変える人も居ます。

最初の自分の質問の仕方で、答えがある程度コントロールできてしまいます。これはあまり精度の高いフィードバックとは言えないです。

感情や意見の振れ幅は最初は大きく、自分の引き出したいところ、で議論を終了しますと自在に患者の意見をコントロールが可能です。自分は悪人でもマーケターでもないので、患者の感情のボラティリティが少なくなって来るのを待ち、そのときにふと出てくる意見が本物だったりするのでそれを採用するのです。時間があればの話です。

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