そもそも正直に半分以上が脂肪ですよ、とちゃんとファストフードチェーンのホームページには書いてある事で、彼らの批判は素直に心に響かない。でも少なくともミシシッピ大の教授らって「チキンってヘルシー、素敵!」って思ってるんだという事は良くわかりました。いやいや衣がついてるわけだからその考えは単純すぎないか。
ただし、調べていると面白いことがありました。
- 日本のマクドナルドではチキンマックナゲット、うどん県だけ違うらしい。
2013/10/6時点で、15ピース300g(うどん県以外)で840Kcal、脂質は56.7gとあります。うどん県だけは264gで705Kcal、脂質が41.4gでした。(脂質の割合が少なくてちょっぴりヘルシーです) - アメリカのマクドナルドではPDFになっていて、しかも縦横が逆で見にくくて。法律でもあるんでしょうか。2013/10/6時点で20ピース323gが940Kcal、脂質が59gで脂肪からのカロリー(Calories from Fat)が530g(有効数字2桁で表示されている雰囲気ですが他のものは四捨五入されているのにこれだけは切り捨てになっていました。面白いです)
- バーガーキング(合衆国)のもPDFですが、これは見やすかったです。
2013/10/6時点で20ピース350gが950Kcal、脂質が57gで脂肪からのカロリー(Calories from Fat)が510gとなっています。 - ウェンディーズはPDFは合衆国居住者のみ公開のようです。2013/10/6時点で10ピースの重量は書いていません。(!)450Kcalで脂質30g、270Kcalとの情報が得られました。そしてある種の印象操作が行われています。すなわち、食物繊維と蛋白質がきわめて強調されていることです。
背景が野菜であることにも注目しています。 |
これらからわかったことは、
- 日本の法律では"Calories from Fat"(脂質によるカロリー)という表示は義務となっていないようだ。これでは消費者は何もわかるまい。
- アメリカではどうもそういう表示をすべし、となっているようだ。ただし、これでもまだ不足に思う。
「全体のカロリーのうち、脂質のカロリーが占める割合がどのくらいか」
を表示すると、もっと感覚的に、
「うわ、オイリー」というのがわかるのではないか。
ということで、うどん県以外のチキンマックナゲットは61%、うどん県では53%が脂質でした。
ちなみにミシシッピ大の教授という人に教えてあげたいこと。たぶんアメリカの方が大好きな「テンプーラ」もシーフードだからヘルシーと思ってらっしゃるかもしれませんが、エビのてんぷらをこのサイトで覗いてみるとサラダ油の占めるカロリー43%で、いい勝負です。
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