2008/07/04

特定健診ソフトマスターとの連携

特定健診ソフトに、自動的に検査データが入力されるようにしなければ、意味がない。
ミスも生じる。
国保は検査会社からデータが直接いく仕組みを作らなかったから、エラー率はおそらく数%にのぼる。
社保は逆に検査会社とまず契約してデータを直行させるようにしたようだ。これにはいろいろ裏もあるのだろうが、統計に耐えるようなデータを得られるとすれば後者だろう。
一人当たり数百円支払って業者に代行入力させるというが、エラーを容認するということか。まあ良い。

そこで、自前でエラーが出ないような仕組みを用意するとなれば、採血データを健診システムに自動入力することしか考えられない。

ところが健診システムのコードは、レセプトの厚生労働省コードとは違っていた。
例えばGOT(GOTは全角文字)は厚生労働省コード160022510である。
ところがT_KENSHINMASTERをみると、GOTの表記はGOT(AST)(GOTは半角、それ以後全角)であって、1:紫外吸光光度法(JSCC標準化対応法)で測定した場合のコードは3B035000002327201である。
また、当院は昭和メディカルに検査をお願いしているが、この場合のコードは27であり、表記はGOT(全角)である。

このバラバラのデータを関連づけせねばならない。

このために作ったのが以下のフォームです。

このテーブルが各医院共通なのか、当院だけなのか、それがわかりません。

こういうテーマがずっとダイナミクスにもあって、ようやく最近マスター互助会が作られた。これはエポックメイキングな出来事だといえる。
次はフォーム互助会という噂もあり、楽しみです。

ソフトウェアを作る際に、自分の医院で作るだけならばわざわざこんな仕組みも、リンクするための仕組みも、ドキュメントも必要ない。ところが人が使うとなると、膨大な作業が生じます。こんなフォームを作らなくちゃいけない。
ダイナミクスをあんなに安価で提供している吉原先生はすごいと思うし、CCIを無料で提供しちゃっている久納先生もすごいと思う。

いつもソフトウェアを作るときのハードルは、「自分以外の人が使う」「ドキュメント」です。
自分で使うだけなら、昨日であらかたできてると思う。

フリーソフトウェア作者という職能ジャンルがあるけれど、あれはボランティアだと思います。

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